幻滅されるのが怖い…実家に呼びたくない事情

大好きな彼が出来て、彼も同じように自分の事を想ってくれている、そんな状況は人生で一番の幸せを感じる時です。しかもその彼が、私との結婚まで考えてくれているとなれば、天にも昇る気持ちとはまさにこのことです。大好きな彼と結婚する、という事は全ての女性の憧れであり、願いだと言っても過言では無いでしょう。そんな幸せの絶頂にいると言っても良い状況であるにも関わらず、私には一つだけ悩みがあります。それは彼を自分の実家に呼びたくないということです。そんな事大したことじゃないじゃないか、と思われるかもしれませんが、私にとっては大問題なのです。なぜかと言うと彼は現在会社を経営しています。若くして会社を経営して、それなりに成功を収めている彼には元々経営の才能があったという事もありますが、彼の生まれ育った環境も大きいと思います。彼の実家は曾祖父の代から会社を経営していて、非常に裕福な家庭です。彼も幼い頃から祖父や父が会社を経営していく姿を間近に育ってきたため、自然と経営者を志したと言っていました。そんな彼の生まれ育った環境と、私の生まれ育った環境はかけ離れています。恥ずかしながら私の父は長く一つの職場で働くことが出来ない人で、私が物心ついた時から職を転々としていました。母のパート代が生活費の頼りという時期も珍しくありません。私はそんな父が情けないと子ども心に思い、絶対に父のような人間にはならないと心に決めて育ちました。そのお蔭で小学生の頃から勉強は一生懸命続けることが出来て、奨学金で大学まで卒業することが出来ました。そして運命の人とも言える現在の彼に出会い、婚約までしています。何の不満も無い人生と言えなくもないですが、彼が自分の実家を見て幻滅するのではないかと思うと、不安でたまりません。私の実家は裕福な彼の実家と違い、築三十年のアパートです。正直に言ってこのような実家と、両親を彼に紹介することが恥ずかしいのです。結婚は当事者間の問題だけでは無く、その家族や親戚とも関係を結ぶということです。彼が私の実家や両親を見て幻滅し、私との結婚を考え直すのではないかという不安が頭から離れない状況です。彼にはまだ自分の実家のことは詳しく話していません。その内に話さなければいけないことは分かっています。私が実家の事を話しても、それでも結婚したいと彼が言ってくれることを信じるしかありません。勇気を出して、彼にありのままを話そうと思います。